世界遺産 平等院鳳凰堂
奈良県 平等院鳳凰堂とは
「日本にはたくさんのお寺がありますが、どこのお寺が一番有名でしょうか」という質問には十人十色の答えがあると思います。
「平等院」という名前だけではパッと思いつかない人も多いかもしれませんが、 10 円硬貨の後ろに描かれている、あのお寺のことです。
生まれたばかりの赤ちゃんから 100 歳を超えるお年寄りまで、誰もが毎日見ているかもしれないお寺が平等院鳳凰堂。
そう考えたら、なんだかすごく親しみがわいてきませんか。
奈良県 平等院鳳凰堂の名前由来
平等院鳳凰堂は、創建当初は阿弥陀堂と呼ばれていましたが、お寺の姿がまるで鳳凰が翼を広げている姿にみえることから、江戸時代頃から鳳凰堂と呼ばれるようになったと言われています。
つまり簡単にいえば、お寺にニックネームをつけてしまったということ。それだけこのお寺が長い間、人々に愛されてきたということなのでしょう。
それだけお寺と人々の距離が近かったのかもしれません。
現代の私たちは、お寺には特別なときしか訪れません。
大晦日やお正月、観光などの何かしら目的があって訪れる人が多いように思いますが、お寺は長い間、その土地を見つめ続けてきた素晴らしいシンボルです。
平等院鳳凰堂のように愛されるには
特別なことではなく、普段から身近に、もっともっと気軽にお寺と触れ合えることができたら、きっと、それは素敵なことだと思います。
平等院のように愛されるお寺を残すには、我々が「お寺を愛す」ことから始めなければならないのかもしれませんね。